もらい事故(追突)による治療と示談の経験について

<タイトル>もらい事故(追突)による治療と示談の経験について。 �A<事故詳細とその後の治療の概要> 2016年10月12日、和歌山市内にて通勤途中に追突事故に遭いました。 私が軽自動車で信号待ちをしている間に、後方からタクシーに追突されました。 の車はリアガラスが割れ、かなりの衝撃を受けました。タクシーもエアバッグが開くほどの衝撃を受けたようです。 幸い、双方に外傷はなさそうに思えました。 私は加害者に警察を呼ぶように指示をして、現地で到着した所轄警察署担当官に詳細を説明し、 タクシー会社手配の車にて日赤病院救急外来で初診を受けました。首を中心に痛みがあるものの、 診察結果入院等は不要となったため、同タクシー会社手配の車で自宅近くの修理工場まで送り届けてもらい、 保険加入も同修理工場が代理店であったため経緯を説明し、代車を借りて帰宅しました。 警察による見分の結果、0対100の過失割合と認定されました。 車両につきましては、査定の結果全損となり、私の契約に全損補償特約を付けていたため、 それの適用にて新たに車を購入することにしました。 人身部分につきましては、一般的むちうちであろうとの診断であったため、通勤経路上にある、 整形外科へ通院として事故直後の10月から翌年2月頃まで通院して、主に電気治療とマッサージを受けました。 しかし、劇的な効果は得られず、違和感は残ったまま推移していきました。 示談交渉につきましては、まず加害者側から、物損扱いにて対応を懇願されました。 内心不服はあったものの、それに応じることにしました。人身事故にすると加害者側に刑事責任が発生となり、 仕事に重大な支障が出るからという懇願によるところでした。 一般的に物損扱い事故においては治療期間も長くは考慮してもらえず、ある段階(だいたい3ケ月程度) で示談を持ちかけられるそうですが、私の場合もほぼそんなイメージとなりました。 同時に、示談交渉においては、もらい事故の場合は相手側保険会社と当方は私が示談交渉することになりますので、 到底言い分は通らないものだと考えており、2017年1月頃から示談を見据えて弁護士さん探しを行い、 和歌山市内の弁護士さんに示談交渉を委任いたしました。 �B<弁護士への示談交渉委任後の推移と結果> もちろん、弁護士とは初対面でしたが、面談1回で概要と関係書類提出を済ませることができ、 その後の連絡調整は電子メールといたしました。それには快く対応をいただくことができました。 私の内心とましては、弁護士基準額レベルでの合意を期待はしておりました。 しかし、弁護士さんからは、そのレベルは裁判を行い、何度も根拠を添えた事情説明等が必要であること、 それらの時間的、心理的苦労を経て勝訴を勝ち取り、初めて期待ができるレベルであることを教えられ、 私はそこまでの労力をかけるゆとりがありませんでしたので、弁護士さんと協議レベルを合意し、 任意保険基準レベルでの示談交渉となりました。結論は示談額において相手方多少有利の感はありましたが、 私個人ではそこまで交渉する力はないものと考えて最終合意を迎えました。 �C<まとめ>  実はもらい事故は2回目のことでした。初回は弁護士特約がありませんでしたので、 自力交渉になりました。(10万円以内での弁護士相談はできましたが) 今回はその経験を踏まえ、自動車保険契約更改時に弁護士特約を付加しておいた上での交通事故でした。 保険会社にも、その特徴と個性があり、相手方保険会社は大手の中でも示談交渉は厳しいといわれました。 そうなりますと、私個人の力では相手方保険会社と互角な交渉は到底無理でした。 その面におきまして、今回弁護士さんに示談交渉を委任したことは納得の結末であったと、 今でも思っております。 2023年5月7日記

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