二年前の夏、大学生の息子がバイクで帰宅途中、交差点で右折車と衝突する事故に遭いました。相手方の不注意による事故でしたが、息子は転倒時に頭部を強打し、意識不明の重体となりました。救急搬送され、集中治療室で数日間を過ごした後、幸い意識は回復しましたが、高次脳機能障害という後遺症が残ってしまったのです。記憶力や集中力の低下、感情のコントロールが難しくなるなどの症状が現れ、大学に通うことも困難になってしまいました。相手方の保険会社からは治療費の支払いはありましたが、後遺症に対する補償については明確な説明がなく、今後の生活への不安が募るばかりでした。
後遺症についてインターネットで調べているうちに、後遺障害等級認定という制度があることを知りました。しかし、手続きは複雑で専門的な知識が必要なため、弁護士に相談することにしました。交通事故の後遺症に詳しい弁護士を探し、相談に行ったところ、後遺障害等級認定の手続きから、相手方の保険会社との交渉まで、全てをサポートしてくれるとのことでした。弁護士の方からは、後遺障害等級認定を受けることで、後遺症による逸失利益や慰謝料などを請求できる可能性があると説明を受けました。その後、弁護士のサポートを受けながら後遺障害等級認定の手続きを進め、無事に等級認定を受けることができました。そして、認定された等級に基づいて、弁護士が相手方の保険会社と交渉を行い、最終的には私たちが納得できる金額の示談金を獲得することができました。
息子の事故は私たち家族にとって大変辛い経験でしたが、弁護士のサポートがあったことで、なんとか乗り越えることができました。後遺症が残ってしまった場合、本人だけでなく家族も精神的・経済的に大きな負担を抱えることになります。もし、交通事故で後遺症が残ってしまったら、迷わず弁護士に相談することをお勧めします。専門家のサポートを受けることで、適切な補償を受け、今後の生活を少しでも安心して送ることができると思います。
息子のバイク事故、後遺症との闘いと弁護士のサポート
