Uターン禁止箇所での事故。弁護士費用はかかったが相手に償わせることができました。

今から8年ほど前の話になりますが、夜遅く自家用車で走っている際に事故に遭いました。
片側二車線の幹線道路の右側車線を走っていたら、左側車線の少し前を走っていた車がシグナルも出さずに急に道路を塞ぐような形で飛び出してきて、あっと思ったときには事故っていました。
大してスピードを出していなかったこともあって幸いお互いに怪我はありませんでしたが、こちらの車はエンジンが完全に壊れて、動かすことも出来ない状態でした。

相手はどうやら走っている途中で道を間違えたことに気づいたらしく、左側車線からいきなりUターンしようとしたみたいでした。
最初はしきりに申し訳なさそうにしていましが、のちのち保険の話になると、急に態度が変わりました。
任意保険に入っておらず、修理費を払う気もないと言うのです。

状況的には完全に相手が悪い事故でした。
左側車線からシグナルも出さずにいきなりUターンというのも無茶ですが、そもそもその道路はUターン禁止だったからです。
私自身は保険に入っていたので、それを使って直すことは可能でしたが、それではあまりにも納得できないので後日、弁護士に相談しました。

事故に限らず弁護士に相談するのはそのときが初めてで、正直あまり期待はしていませんでしたが、こういう事故には慣れていると言うことだったので、思い切って相手との交渉を依頼してみることにしました。

しかし相手は弁護士が出てきてもやはり「払わない」の一点張りで、しばらくは埒が明きませんでした。
その時点でもう殆ど諦めていましたが、弁護士の先生が言うには、少額訴訟制度を利用して相手から修理費を回収することは可能だとのことでした。
そこで手続をお願いしてみると、そこから先はびっくりするくらい簡単でした。
弁護士の先生のおかげでこちらの請求額がそのまま認められ、結局相手は分割での支払いに同意し、その後数年かけて全額払って貰いました。

弁護士の費用は当然かかりましたが、相手にきっちり償わせることが出来たので満足しています。

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